キッチン掃除の場所別完全手順|シンク・コンロ・五徳・グリル・蛇口の汚れ別対処法
記載の方法・費用相場・規制情報は変更される場合があります。 作業前に一次ソース(公的機関・メーカー公式)で最新情報をご確認ください。
LIXIL公式「キッチンシンクのお手入れ」(一次ソース・最新情報を確認)この記事でわかること(30秒まとめ)
- 油汚れ(コンロ・五徳・グリル)= 重曹 / 水垢(シンク・蛇口)= クエン酸が基本
- コンロは使うたびに拭くことが最大の汚れ予防。料理直後に台所用洗剤で拭くだけで大半が取れる
- 五徳の焦げには重曹水(50℃)につけ置き30〜60分が効果的
- シンク・蛇口の水垢はクエン酸水スプレー→30分放置→拭き取り(LIXIL公式推奨)
- 蛇口にクレンザー・酸性洗剤・塩素系漂白剤は使用禁止(LIXIL公式・めっき剥離リスク)
- 重曹とクエン酸を混ぜると効果が消える。使い分けが必須
- 一次ソース確認日: 2026-06-02(LIXIL公式)
キッチンの汚れを今すぐ診断
一番気になる汚れをタップして、適切な掃除方法を確認してください。
コンロまわりの油汚れ・五徳の焦げ付き
重曹ペーストで対処できます
コンロ・五徳の油汚れ・焦げ付きはアルカリ性の重曹が効果的です。重曹ペースト(重曹3:水1)を塗布して15〜30分放置→スポンジでこするだけで落ちることがほとんどです。
コンロ・五徳の掃除手順を見るシンク・蛇口まわりの白い水垢・ウロコ汚れ
クエン酸水で対処できます(LIXIL公式推奨)
シンク・蛇口の水垢はアルカリ性の汚れです。酸性のクエン酸水をスプレーして30分〜1時間放置することで溶けて落ちます。LIXILはシンクの水垢にクエン酸入り洗剤を推奨しています。
シンク・蛇口の掃除手順を見るグリルの内部の焦げ・脂汚れ
重曹水につけ置きして対処できます
グリルの網・皿の焦げ・脂汚れは重曹水(水1Lに重曹大さじ4)につけ置き30〜60分で落としやすくなります。グリル内部の壁面は中性洗剤で拭き掃除します。
グリルの掃除手順を見るキッチン全体が汚れていて自分での掃除が難しい
業者によるキッチンクリーニングが効果的です
換気扇内部・グリル内部・排水管の奥の汚れは自力では限界があります。年1回程度の業者クリーニングで根本的に清潔な状態に戻せます。
業者選びでは、作業前に書面で費用の内訳を必ず確認してください。
くらしのマーケットでキッチンクリーニングを探す診断結果はあくまで目安です。状況・建物の構造により異なります。安全に不安がある場合は迷わず専門業者にご相談ください。 消費者ホットライン188(いやや) も活用できます。
必要な道具・洗剤の選び方
キッチン掃除の基本は「汚れの種類に応じた洗剤選び」です。 正しい洗剤を選ぶことで力を入れずに汚れが落ちます。
キッチン掃除での洗剤の使い分け早見表
| 汚れ | 効く洗剤 | 使えない洗剤 |
|---|---|---|
| 油汚れ・焦げ | 重曹・台所用中性洗剤 | クエン酸(効果なし) |
| 水垢・ウロコ | クエン酸水 | 重曹(効果なし) |
| 蛇口(金属メッキ) | 中性洗剤・クエン酸(短時間) | クレンザー・酸性洗剤・漂白剤(LIXIL禁止) |
| アルミ製部品 | 中性洗剤 | 重曹・クエン酸どちらも禁止(変色) |
シンクの掃除手順(水垢・油汚れ・ぬめり)
台所用中性洗剤でシンク全体を洗う(日常的なケア)
スポンジに台所用中性洗剤をつけてシンク全体をやさしくこすり、水で流します。毎日の洗い物のついでに行うことで油汚れ・食材カスが蓄積しにくくなります。ステンレスシンクは水流の方向(目の方向)に沿ってこするとキズが目立ちにくいです。
使用後に水をきちんと拭き取るだけで水垢の発生を大幅に減らせます。
水垢・白い汚れにはクエン酸水をスプレーして30分放置
クエン酸水(水200mlにクエン酸小さじ2)をスプレーボトルに入れ、シンクの水垢・白い汚れにスプレーします。キッチンペーパーで覆って30分〜1時間放置します。LIXILはシンクの水垢にクエン酸入り洗剤を推奨しています。
ステンレスシンクへの長時間のクエン酸放置(1時間以上)は変色・腐食の原因になる場合があります。長時間放置する場合は様子を見ながら行ってください。油汚れ・ぬめりには重曹水スプレーを使う
重曹水(水200mlに重曹小さじ2)をスプレーして20分放置→スポンジでこすり→水で流します。排水口まわりのぬめりにも重曹水が効果的です。
重曹とクエン酸は同時に使うと中和されて効果が消えます。油汚れ(重曹)と水垢(クエン酸)は別の日に、または十分に水で流してから使い分けてください。
排水口のゴミ受け・トラップを定期的に清掃する
ゴミ受けは毎日ゴミを捨て、週1回以上台所用洗剤で洗います。排水口のトラップ(封水部品)は月1回以上取り外して洗います。詳しい掃除方法は排水溝掃除記事を参照してください。
日常ケア: 毎日使用後に中性洗剤で洗う。水垢ケア: 週1回クエン酸パック。所要時間: 10〜20分 + 放置30〜60分
コンロ天板・バーナーキャップの掃除手順
使うたびに(まだ温かいうちに)クッキングペーパーで拭く
料理直後のコンロ天板は汚れが柔らかい状態です。熱が少し冷めたタイミング(温かい程度・やけどに注意)でクッキングペーパー+台所用中性洗剤で拭くだけで大半の汚れが取れます。この習慣が最大の油汚れ予防になります。
熱いままのコンロに水・濡れたスポンジを当てるとコンロ本体の破損・故障の原因になります。十分冷ましてから掃除してください。天板の油汚れには重曹水スプレーを使う
重曹水(水200mlに重曹小さじ2)を天板にスプレーし、10〜20分放置します。キッチンペーパーで拭き取り、最後に水拭き→乾拭きで仕上げます。
ガラストップコンロ(フラットコンロ)への重曹ペーストの使用は、メーカーによって推奨されていない場合があります。取扱説明書を確認してください。
バーナーキャップは取り外して中性洗剤で洗う
バーナーキャップ(ガスの出口の金属部品)を取り外します。台所用中性洗剤をつけたスポンジで洗い、竹串や爪楊枝で詰まった穴を通します。完全に乾かしてから元に戻してください。
バーナーキャップが濡れたままセットするとガスの着火不良・逆火の原因になります。完全に乾燥させてから取り付けてください。
所要時間の目安: 日常ケアは5〜10分 / 重曹水掃除は15〜30分 + 放置10〜20分。頻度: 毎回使用後(日常)・月1回(重点掃除)
五徳の掃除手順(焦げ付き・油汚れを落とす)
五徳を取り外してシンクに入れる
コンロが完全に冷めてから五徳を取り外し、シンクの中または大きなポリ袋の中に入れます。
五徳は高温になっています。コンロを使った後は十分冷ましてから(最低30分以上)取り外してください。重曹水(50℃程度)につけ置きする(30〜60分)
大きなポリ袋またはビニール袋に五徳を入れ、重曹大さじ4〜5を入れ、50℃程度のお湯を入れて袋を閉じます。30〜60分つけ置きします。お湯が重曹を活性化して焦げ・油汚れを柔らかくします。
代替方法: 鍋に水を入れて重曹大さじ2を溶かし、五徳を入れて沸騰させ15分煮ると頑固な焦げが落としやすくなります(ホーロー製・アルミ製五徳には使用禁止)。
ブラシ・スポンジで汚れをこすり落とす
つけ置き後、古い歯ブラシや硬めのスポンジで焦げ・油汚れをこすり落とします。細かい部分はブラシや竹串を使います。
ホーロー製(コーティング加工)の五徳に金属製のたわし・クレンザーを使うとコーティングが傷みます。やわらかいスポンジを使ってください。アルミ製の五徳に重曹を使うと変色するため禁止です。水で十分に流して乾かす
重曹・洗剤が残らないよう十分に水で流し、乾いた布で拭いて完全に乾かしてから元に戻します。
所要時間の目安: 実作業15〜20分 + つけ置き30〜60分。頻度: 週1〜2回(軽いケア)・月1回(重点掃除)
グリルの掃除手順
グリル網・皿を取り出して重曹水につけ置きする
グリルが完全に冷めてから網・皿を取り出します。ポリ袋または洗い桶に入れ、水1Lに重曹大さじ4(約60g)を溶かした重曹水を注ぎ、30〜60分つけ置きします。
使用直後(数時間以内)のグリルは油が液体の状態なので、お湯で油をふやかしてから拭き取ると後の掃除が楽になります。
スポンジ・ブラシでこすり洗いして流す
つけ置き後、スポンジやブラシで焦げ・脂汚れをこすり落とします。水でよく流してください。グリル網のステンレス素材には重曹使用可能ですが、アルミ製部品には使用しないでください。
鋭利なグリル網の縁でけがをしないようにご注意ください。ゴム手袋を着用して作業することをおすすめします。グリル内部の壁・天井は中性洗剤で拭き掃除する
台所用中性洗剤を少量含ませた濡れ布で、グリル内部の壁面・天井をやさしく拭きます。最後に固く絞った水拭きで洗剤を拭き取り、乾拭きで仕上げます。
グリル内部の壁面・セラミックパネルに重曹・研磨剤入り洗剤を使うと素材が傷む場合があります。中性洗剤での拭き掃除が基本です(タカラスタンダード公式マニュアル準拠)。
完全に乾かしてから戻す
網・皿・グリル内部が完全に乾いてから元に戻します。水分が残ったままの状態でグリルを使うとさびや異臭の原因になります。
所要時間の目安: 実作業20〜30分 + つけ置き30〜60分。頻度: 毎回または2〜3回使用ごと。頑固な焦げは月1回の集中掃除
蛇口・水栓の掃除手順(水垢・白いカスを落とす)
まず台所用中性洗剤でやさしく拭く
柔らかい布またはスポンジに台所用中性洗剤を少量つけて蛇口全体をやさしく拭きます。水で流して乾いた布で仕上げます。これだけで日常的な汚れはほとんど落ちます。
LIXILは蛇口の掃除に「クレンザー・酸性洗剤・塩素系漂白剤・カビ取り剤・研磨粒子入りスポンジ・ナイロンたわし」の使用を禁止しています。めっき・コーティングが剥がれる原因になります。(LIXIL公式Q&A 2026-06-02確認)水垢・白いカスにはクエン酸水パックを使う
クエン酸水(水200mlにクエン酸小さじ2)を含ませたキッチンペーパーを蛇口に巻き付け、上からラップで覆って30分〜1時間放置します。放置後に布でやさしく拭き取り、水拭きで仕上げます。
シャワーヘッドの内部の水垢は、クエン酸水にシャワーヘッドを30分〜1時間つけ置きすると穴詰まりが解消されることがあります。
細部は綿棒・古い歯ブラシで対処する
蛇口の根本・レバー周辺の細かい水垢・汚れは、クエン酸水を含ませた綿棒や古い歯ブラシで丁寧に拭き取ります。
最後に乾いた布で水分を拭き取る
掃除後は必ず乾いた布で水分をしっかり拭き取ります。これが水垢の再発防止になります(LIXIL推奨)。
所要時間の目安: 日常ケアは5分 / クエン酸パックは実作業10分 + 放置30〜60分。頻度: 週1回のクエン酸パックで水垢を防げる
使ってはいけない洗剤・素材(安全警告)
キッチン掃除での絶対禁止事項
- 蛇口・水栓金具にクレンザー・研磨スポンジ・酸性洗剤・塩素系漂白剤・カビ取り剤
→ めっき(コーティング)が剥がれます。LIXILはこれらの使用を明示的に禁止しています。 (参考: LIXIL公式Q&A 2026-06-02確認) - アルミ製の五徳・鍋・部品に重曹・クエン酸を使用
→ 黒く変色します。アルミ部品には中性洗剤のみ使用してください。 - クエン酸(酸性)と塩素系漂白剤(ハイター・カビキラー等)の同時使用
→ 有毒な塩素ガスが発生します。(参考: 国民生活センター 2026年3月18日発表) - コンロが熱いままの水かけ・スポンジ掃除
→ コンロ本体の破損・故障・やけどの原因になります。必ず完全に冷ましてから掃除してください。 - バーナーキャップが濡れたままガスコンロに戻す
→ 着火不良・逆火の原因になります。完全に乾燥させてから取り付けてください。
参考: LIXIL公式「キッチンシンクのお手入れ」・ 国民生活センター(2026年3月18日発表) (2026-06-02確認)
業者クリーニングが必要なケース
以下のいずれかに当てはまる場合は、業者によるキッチンクリーニングを検討してください。
- 五徳の焦げが重曹でも取れない(炭化して固まっている状態)
- 換気扇・レンジフードの内部に年単位で蓄積した油汚れ(分解洗浄が必要)
- グリルの臭い・煙が掃除しても改善しない(内部の炭化した脂汚れが残っている)
- シンクのステンレスが変色・錆びている(専門の補修が必要)
- キッチン全体の油汚れ・水垢が蓄積して手に負えない
コンロ(ガスコンロ)クリーニング: 10,000〜20,000円程度 / 換気扇・レンジフードのみ: 10,000〜20,000円程度 / キッチン全体(コンロ+換気扇+シンク等): 20,000〜40,000円程度。業者・地域・汚れの程度によって大きく異なります。複数業者に相見積もりを取り、作業前に書面で費用内訳を確認してください。
くらしのマーケット公式で最新情報を確認業者に頼む
よくある質問
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同時に混ぜての使用はNGです。重曹(アルカリ性)とクエン酸(酸性)を混ぜると中和反応が起き、どちらの洗浄効果も大幅に低下します。
正しい使い方は「油汚れには重曹水で掃除→水でよく流す→別の日または十分な時間をおいてからクエン酸で水垢を掃除」のように使い分けることです。重曹・クエン酸の詳しい使い分けは重曹・クエン酸掃除術の完全ガイドを参照してください。 -
重曹水での軽めのつけ置きで落ちない場合は以下を試してください。
①重曹を鍋で煮る(沸騰重曹水): 鍋に水を入れて重曹大さじ2を溶かし、五徳を入れて沸騰させ15分煮ます(鉄製・琺瑯製に有効。アルミ製には禁止)。
②重曹ペーストでラップパック: 重曹3:水1でペーストを作り五徳に塗ってラップで覆い60分放置します。
それでも落ちない場合は、焦げが炭化して固まっている可能性があります。業者によるキッチンクリーニング(コンロ分解洗浄)が効果的です。 -
ステンレスシンクのキズは素材の目の方向(ヘアライン)に沿って洗うことで目立ちにくくできます。NG行為は①金属製のたわし、②粉末クレンザー、③研磨粒子入りスポンジの使用です。これらでこするとヘアラインとは逆の細かいキズがついてしまいます。やわらかいスポンジと中性洗剤での洗浄が基本です(LIXIL公式推奨)。すでについてしまったキズには、シンク専用のコンパウンド(研磨剤)で磨く方法もありますが、作業には注意が必要です。
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グリルの臭い・煙の原因は網・皿・内部壁面に蓄積した古い脂汚れ・焦げが熱で焼けることです。毎回使用後に掃除することが最も効果的な予防です。
①グリル皿に水を入れた状態で使うと煙・臭いが軽減します(メーカーによって推奨の有無が異なります)。
②臭いが強い場合はグリル内部の壁面を中性洗剤で拭き掃除することも有効です。
長期間掃除していない場合や臭い・煙が改善しない場合は業者のグリル内部クリーニングをご検討ください。 -
キッチンクリーニングの費用目安(2026-06-02時点):
コンロ(ガスコンロ)クリーニング: 10,000〜20,000円程度。キッチン全体(コンロ・換気扇・シンク・壁面): 20,000〜40,000円程度。換気扇・レンジフードのみ: 10,000〜20,000円程度。機種・汚れ具合・業者・地域によって異なります。複数業者への相見積もりを取り、作業前に書面で費用内訳を確認してください。 -
油汚れに効果的な洗剤には以下があります。
①台所用中性洗剤(食器用洗剤): 軽い油汚れに最も手軽。アルカリ性の界面活性剤が油を乳化して落とします。
②アルカリ電解水: 油汚れをよく落とす・塗布してすぐに拭くだけで使いやすい(スプレーして30秒〜1分で拭き取る)。
③重曹(重炭酸ナトリウム): 本記事で解説の通り。つけ置きに有効。
④セスキ炭酸ソーダ: 重曹よりアルカリ性が強く、油汚れへの効果が高い(pH約9.8)。重曹と同様にアルミ・銅製品には使用禁止。
これらの洗剤も重曹同様に「使えない素材がある」ため、素材を確認してから使用してください。