コウモリ駆除の方法と費用|鳥獣保護法・追い出し手順・業者費用相場
記載の方法・費用相場・規制情報は変更される場合があります。 作業前に一次ソース(公的機関・メーカー公式)で最新情報をご確認ください。
コウモリ駆除(鳥獣保護管理法)(一次ソース・最新情報を確認)この記事でわかること(30秒まとめ)
- コウモリの捕獲・殺傷は鳥獣保護管理法で禁止(違反は1年以下の懲役または100万円以下の罰金)
- できることは「追い出し + 侵入口封鎖」のみ(環境省 鳥獣保護管理法・環境省中部地方環境事務所、2026-06-02確認)
- 追い出しに最適な時期は4〜5月または9〜10月(繁殖期の6〜8月は避ける)
- 業者費用の目安: 軽度1万〜5万円・天井裏全体10万〜30万円以上(状況による変動大)
- 悪質業者に注意。国民生活センターに害獣駆除の高額請求相談が急増(2024年4月発表)
- 高額請求されたら消費者ホットライン188番へ
- 確認日: 2026-06-02
【必読】コウモリ捕獲は法律違反になります
鳥獣保護管理法による保護対象
コウモリは鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)により保護された野生動物です。 同法は「鳥類又は哺乳類に属する野生動物」を保護対象と定めています(環境省 鳥獣保護管理法の概要・環境省中部地方環境事務所、2026-06-02確認)。
ハツカネズミ・ドブネズミ・クマネズミなど一部の種は同法の適用除外ですが、 コウモリはこの除外対象に含まれないため、都道府県知事の許可なしに捕獲・殺傷することは違法です。
- 禁止行為: 捕獲・殺傷・傷つける・罠で捕まえる
- 罰則: 1年以下の懲役または100万円以下の罰金
- 自分でできること: 追い出し・侵入口封鎖のみ
法律の解釈や「有害鳥獣捕獲許可」の申請については、お住まいの都道府県の自然保護(野生鳥獣)担当窓口または環境省に確認してください。
環境省 捕獲許可制度公式で最新情報を確認状況診断(自分で?業者に依頼?)
現在の状況をタップして、合法的な対処法を確認してください。コウモリの捕獲・殺傷は禁止です。
ベランダ・軒下に数匹来ている(住み着いていない)
追い出しグッズで対処できます(捕獲は禁止)
ハッカ油・忌避スプレー・光反射グッズ(CD・アルミ箔)で追い払うことができます。コウモリを触ったり捕まえたりすることは法律違反になります。
コウモリの捕獲・殺傷は鳥獣保護管理法違反です。追い出しのみ行ってください。
DIY手順を見る天井裏・屋根裏・壁の隙間に住み着いている
追い出し後に侵入口封鎖が必要。自力または業者で対応
住み着いたコウモリは追い出せますが、侵入口の封鎖が必要です。高所作業が伴う場合は業者への依頼が安全です。
コウモリを傷つけること・捕獲することは違法です。追い出しと封鎖のみ行ってください。
業者費用の目安を確認する大量に住み着いている・フンが大量・建物全体に被害
専門業者への依頼を強く推奨します
大量のコウモリのフンには病原菌が含まれる場合があります。自力での消毒・封鎖は困難なため、専門業者による調査・追い出し・封鎖・消毒が必要です。
コウモリの捕獲・殺傷は法律違反です。業者選定時も「追い出し・封鎖」で対応する業者を選んでください。
業者を探す(くらしのマーケット)診断結果はあくまで目安です。状況・建物の構造により異なります。安全に不安がある場合は迷わず専門業者にご相談ください。 消費者ホットライン188(いやや) も活用できます。
自分でできるコウモリ対策(合法範囲)
コウモリ対策として自分でできることは「追い出し」と「侵入口封鎖」の2つです。 市販の忌避グッズで対処できる場合もありますが、天井裏・屋根裏に住み着いた場合は業者への依頼が安全です。
| 方法 | 特徴 | 効果 | 法的注意 |
|---|---|---|---|
| ハッカ油・忌避スプレー | コウモリが嫌う臭いで追い払う。住み着き場所に散布 | 中(補助的使用に向く) | 合法(追い出し目的) |
| 光反射グッズ(CDや反射テープ) | 光反射でコウモリの超音波を乱反射させ不快にする | 中(軒下・ベランダに有効) | 合法 |
| 侵入口封鎖(金属メッシュ・パテ) | コウモリを追い出した後に侵入口をふさぐ | 高(根本的な再発防止) | 合法(追い出し後に行うこと) |
| 捕獲・殺傷・毒餌 | — | — | 違法(鳥獣保護管理法違反) |
追い出しに適した時期
| 時期 | コウモリの状態 | 追い出しの可否 |
|---|---|---|
| 4〜5月(おすすめ) | 越冬から活動再開。繁殖前 | 最適(幼獣がいない) |
| 6〜8月 | 繁殖・子育て期。幼獣が飛べない状態 | 避けることを推奨(幼獣が取り残されるリスク) |
| 9〜10月(おすすめ) | 子育て終了。越冬前の活動期 | 最適(幼獣が自力飛行できる) |
| 11〜3月 | 越冬・冬眠期(温かい場所に静止) | 可能だが効果が出にくい場合がある |
追い出し手順(4ステップ)
コウモリの侵入口・住み着き場所を確認する
コウモリは1〜2cm(500円玉大)の隙間から侵入します。天井裏・軒下・換気口・外壁の隙間・雨戸の戸袋などを確認します。日没後に外から建物を観察すると、コウモリが出入りする場所がわかりやすいです。
この時点では観察のみ行い、コウモリに直接触れないでください。コウモリはニパウイルス・狂犬病類縁ウイルスを保有している場合があり、直接接触は避けてください。コウモリのフンは細長い形(1〜1.5cm程度)で黒色。壁際や軒下にフンが落ちていると住み着きのサインです。フンは感染症リスクがあるため素手で触れないようにしてください。
コウモリが活動を始める夕方に追い出す
コウモリが一斉に活動し始める日没後30分〜1時間が追い出しのタイミングです。ハッカ油スプレーや忌避スプレーを住み着き場所に散布します。コウモリは強い臭いを嫌うため、吹き込み口・隙間周辺に使うと効果的です。
追い出し作業中もコウモリを素手でつかんだり叩いたりすることは鳥獣保護管理法違反になります。あくまで追い出しのみ行ってください。コウモリは子育て中(6月〜8月)は特に動きが激しくなります。追い出し作業は4〜5月または9〜10月が効果的です(子育て期を外す)。
コウモリが全員出たら侵入口を封鎖する
コウモリが全て出たことを確認してから侵入口を封鎖します。金属メッシュ・防鼠テープ・パテ・シリコン充填で隙間をふさぎます。封鎖する際は、中にコウモリが残っていないか必ず確認してから行います(中に残っていると死んでフンが腐敗します)。
コウモリが中にいる状態で封鎖すると、出られなくなったコウモリが建物内で死亡し、腐敗臭・フンによる二次被害が発生します。必ず全て追い出した後に封鎖してください。フンの清掃・消毒を行う
コウモリのフンは乾燥して粉末状になると空気中に漂い、ヒストプラズマ症(真菌感染症)のリスクがあります。フンの清掃時は必ずゴム手袋・マスク(できればN95相当)・ゴーグルを着用し、消毒用アルコールまたは塩素系消毒液で拭き取ります。
天井裏・屋根裏に大量のフンがある場合は、高所作業・感染リスクの観点から業者への清掃・消毒依頼を強く推奨します。
コウモリのフンにはヒストプラズマ菌(真菌)が含まれる場合があります。乾燥したフンが空気中に舞うと吸入感染のリスクがあります。ゴム手袋・N95相当のマスクを着用し、大量の場合は業者に清掃を依頼してください。
自力対処の限界:業者に頼むべきサイン
以下のいずれかに当てはまる場合は、自力では安全・確実な対処が難しく、専門業者への相談が適切です。
- 天井裏・屋根裏・外壁内部に住み着いていて侵入口が高所にある
- 大量のフンがあり消毒・清掃が必要
- 自分で追い出しを試みたが2〜3週間後も戻ってくる
- 建物全体・複数箇所に被害がある
- コウモリを傷つけてしまいそうで作業が怖い
業者費用の目安と内訳
コウモリ駆除(追い出し・封鎖・消毒)の業者費用は、建物の構造・コウモリの数・ フンの量・封鎖箇所数によって大きく異なります。以下はあくまでも目安です。 必ず事前に書面で見積もりを取ってください。
特に天井裏の広さ・フンの量・封鎖箇所数で費用が大きく変わります。複数業者への見積もり比較が最も確実な方法です。
| 被害状況 | 費用の目安(参考値) | 備考 |
|---|---|---|
| 軽度(ベランダ・軒下数匹・1箇所) | 約1万〜3万円 | 忌避処理・簡易封鎖程度 |
| 中度(天井裏・数十匹・複数箇所) | 約3万〜10万円 | 追い出し・封鎖・消毒含む |
| 重度(建物全体・大量発生・フン大量) | 約10万〜30万円以上 | 大規模清掃・封鎖・断熱材交換等で増加 |
悪質業者・高額請求を見抜く方法(国民生活センター)
国民生活センターは2024年4月・2025年3月に 害虫・害獣駆除の高額請求トラブルへの注意喚起を連続して発表しています。 格安広告からの悪質業者被害は害獣分野でも発生しています。
悪質業者を見抜く5つのチェックポイント:
- チェック1: 「◯◯円〜」の格安広告に注意
「〜」は最安値を意味します。実際の作業では数倍〜数十倍になることがあります。 - チェック2: 訪問前に総額の書面見積もりを要求する
信頼できる業者は作業内容・金額を書面で提示します。電話口・口頭のみの説明は要注意です。 - チェック3: その場でのサイン・即決を迫る業者は断る
「今日中でないと割引が効かない」は典型的な悪質業者の手口です。 - チェック4: 「コウモリを殺します・捕まえます」という業者は断る
コウモリの捕獲・殺傷は違法です。「追い出し+封鎖」で対応する業者を選んでください。 - チェック5: 高額請求されたら消費者ホットライン188番
訪問販売に該当する場合は8日以内にクーリング・オフが可能です。 消費者ホットライン188(いやや)または最寄りの消費生活センターへ。
訪問業者による高額請求は特定商取引法の訪問販売に該当する場合があります。8日以内のクーリング・オフ相談は消費者ホットライン188番(無料・全国対応)へ。
消費者庁 消費者ホットライン188公式で最新情報を確認コウモリを二度と住み着かせない予防対策
追い出し・封鎖後に再発させないことが最も重要です。 コウモリは一度気に入った場所に戻る習性があるため、封鎖の質が再発防止のカギです。
| 対策 | 方法 | 重要度 |
|---|---|---|
| 侵入口の完全封鎖 | 金属メッシュ・防鼠テープ・シリコン充填で全ての隙間(500円玉以上)を封鎖 | 最重要 |
| 忌避スプレーの定期散布 | ハッカ油スプレーや市販忌避スプレーを軒下・換気口周辺に定期的に散布 | 中 |
| 光反射グッズの設置 | 軒下・ベランダにCD・反射テープを設置して寄り付きを防ぐ | 中 |
| 建物の老朽化箇所を補修する | 外壁・屋根の隙間・ひび割れは補修。コウモリの侵入リスクを下げる | 高(再発防止) |
よくある質問
-
いいえ。コウモリは鳥獣保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)の保護対象であり、捕獲・殺傷は原則禁止されています。
鳥獣保護管理法は「鳥類又は哺乳類に属する野生動物」を保護対象と定めており(環境省中部地方環境事務所、2026-06-02確認)、ハツカネズミ・ドブネズミ・クマネズミや一部の海棲哺乳類などを除く哺乳類全般が対象です。コウモリはこの除外対象に含まれないため、捕獲・殺傷には都道府県知事の許可が必要です。
違反した場合は1年以下の懲役または100万円以下の罰金の対象になります。
自分でできることは「追い出し+侵入口封鎖」のみです。
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業者費用の目安は軽度の被害(1箇所・少数)で1万〜5万円程度、天井裏全体・大量発生で10万〜30万円以上とされています(複数業者サイト確認・目安値・2026-06-02)。費用は建物の構造・コウモリの数・フンの量・封鎖箇所数によって大きく異なります。
必ず複数業者から書面で見積もりを取り、「追い出し+封鎖+消毒」の内訳を確認してから依頼してください。
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追い出しに最も適した時期は4〜5月(繁殖前)または9〜10月(子育て終了後)です。
6〜8月の繁殖・子育て期は巣立ちができない幼獣がいる可能性があり、追い出しを行うと幼獣が閉じ込められるリスクがあります(死んで腐敗臭の原因になります)。繁殖期を避けることで追い出しの成功率が上がります。
-
コウモリのフンには感染症リスクがあります。処理時は必ず以下の手順を守ってください。
- ゴム手袋・マスク(できればN95相当)・ゴーグルを着用する
- フンが乾燥している場合は先に霧吹きで湿らせる(粉が舞わないようにするため)
- フンをティッシュ・ウェットシートでまとめてビニール袋に密閉する
- 消毒用アルコールまたは塩素系消毒液で周囲を拭き取る
天井裏などに大量のフンがある場合は、感染症・高所作業のリスクから業者への清掃依頼を推奨します。
-
室内に迷い込んだコウモリは自分で出ていくことが多いため、まず窓や扉を開けて出口を作り、コウモリが外に出るのを待ってください。
コウモリに直接触れることは感染症リスクがあるため避けてください。なかなか出ていかない場合は厚手のグローブをした上でやさしく段ボールなどで外に誘導することもできますが、捕まえたり傷つけたりすることは法律違反になります。
不安な場合は各都道府県の自然保護担当窓口や市区町村に相談してください。
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ハッカ油はコウモリが嫌う臭いとして、忌避(遠ざける)効果が報告されています。ただし完全な駆除・追い出しの保証はなく、あくまで補助手段です。
住み着き場所の周辺・侵入口に散布し、追い出しグッズ(光反射グッズ・忌避スプレー)と組み合わせることで効果が高まります。天井裏に大量発生している場合は専門業者に相談してください。