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布団のカビ取りと予防|素材別(羽毛・綿・ウレタン)の対処法・コインランドリー活用・健康リスク

暮らしのSOS 編集部 | 一次ソース準拠・中立情報 一次ソース確認: 2026-06-03
一次ソース確認日:

記載の方法・費用相場・規制情報は変更される場合があります。 作業前に一次ソース(公的機関・メーカー公式)で最新情報をご確認ください。

文部科学省「カビ対策マニュアル(基礎編)」(一次ソース・最新情報を確認)
この記事でわかること(30秒まとめ)
  • 布団カビは就寝中に胞子を吸い込み続けるため喘息・アレルギー悪化の原因になる(ERCA・厚労省)
  • 素材別判断: 羽毛・綿・ポリエステルは洗濯表示確認でコインランドリー可 / ウレタンは水洗い禁止(廃棄推奨)/ ウールは専門クリーニングへ
  • 自力除去: 消毒用エタノール(70〜80%)→重曹水→天日干しの順が基本
  • コインランドリーは60度以上・30〜60分乾燥でカビ・ダニ死滅(TOSEI実験値)
  • フローリング直置きにはすのこ・除湿シートで結露を防いで再発を止める
  • 一次ソース確認日: 2026-06-03(文部科学省カビ対策マニュアルERCA

布団カビの状態を今すぐ診断

カビの範囲・素材をタップして、自分で対処できるか・業者に頼むべきかを確認してください。

布団カビの状態・素材はどれに近いですか?
✓ 自分で対処できます

自力対処できます。エタノール+重曹+天日干しが基本手順です

小さいカビには消毒用エタノール(70〜80%)をカビに吹きかけて5分置き、乾いた雑巾で拭き取ります。その後天日干しor布団乾燥機で完全乾燥させます。重曹水で叩いてからエタノールで仕上げる方法も有効です。

カビ除去の手順を見る
◎ 状況次第

素材の洗濯表示を確認してからコインランドリーか専門クリーニングへ

広範囲のカビは自力での除去が困難です。洗濯表示を確認してウォッシャブル対応なら大型コインランドリー(60度以上の乾燥機)で対処できます。羽毛布団はデリケートなため専門クリーニングが安心です。

素材別の判断を確認する
! 業者への依頼を推奨

ウレタン素材は水洗い不可。状態によっては廃棄が現実的な選択です

ウレタン素材は水を吸収すると乾きにくく内部でカビが繁殖し続けます。表面の軽いカビはエタノールで対処できますが、内部まで侵食している場合は廃棄推奨です。専門クリーニングへ相談するか買い替えを検討してください。

ウレタンマットレスへの水洗い・丸洗いは内部カビを悪化させる危険があります。

プロに頼む費用相場を見る
◎ 状況次第

結露が原因です。すのこ・除湿シートで環境改善が必要です

フローリング直置きは布団と床の温度差で結露が発生しカビが繰り返します。すのこや除湿シートを導入して空気の流れを作ることが根本的な解決策です。カビを取っても環境が変わらなければ再発します。

予防策を見る

診断結果はあくまで目安です。状況・建物の構造により異なります。安全に不安がある場合は迷わず専門業者にご相談ください。 消費者ホットライン188(いやや) も活用できます。

布団カビが健康に与えるリスク(一次ソース)

布団のカビは「見た目の問題」にとどまりません。 就寝中に長時間カビ胞子を吸い込み続けるため、屋内カビの中でも特に健康リスクが高い状況です。

布団カビが引き起こす主な健康影響

喘息・気管支炎の悪化

Aspergillus・Cladosporiumなどのカビ胞子が気管支炎症を引き起こします。

アレルギー性鼻炎・くしゃみ・鼻水

カビはダニと並ぶ室内アレルゲンの主要因の一つです。

慢性的な咳・のどの違和感

毎晩胞子を吸い込むことで気道が慢性的に刺激されます。

子ども・高齢者・免疫低下の方は特にリスクが高い

免疫機能が低い方はカビ感染(アスペルギルス症等)のリスクも上がります。

参考: 環境再生保全機構(ERCA)「室内環境を見直しましょう」文部科学省「カビ対策マニュアル(基礎編)」・ 厚生労働省「カビ及びダニ対策について」(2015年) (2026-06-03確認)

素材別「洗える/廃棄」判断マトリクス

布団のカビ対処法は素材と洗濯表示によって全く異なります。 誤った方法で洗うと素材が傷み、かえってカビが悪化することもあります。 まず洗濯表示と素材を確認してください。

素材 自力(エタノール) コインランドリー 専門クリーニング 廃棄目安 注意点
ポリエステル 可(表示確認) カビが深部まで侵食 最も洗いやすい素材
綿(コットン) 可(表示確認) カビが広範囲に広がった場合 重くなりやすいため大型洗濯機必須
羽毛(ダウン) 可(中温・羽毛用洗剤) 推奨 カビが内部全体に広がった場合 高温乾燥でへたりリスク。専門クリーニング推奨
ウール(羊毛) 禁止(縮む) カビが広範囲 水で縮む。専門クリーニングのみ推奨
低反発ウレタン 表面のみ可 禁止(水吸収) 多くは不可 内部まで侵食していたら廃棄推奨 水洗いで内部カビが悪化するリスク
スプリングマットレス 表面のみ可 禁止 要相談 内部スプリングまでカビが及んだら廃棄 重量があるため自力での処置が困難

※ 洗濯表示(洗い桶マーク)を必ず確認してから洗濯してください。 表示がない・判読できない場合は専門クリーニングに相談することを推奨します。

布団カビの自力除去手順

  1. 換気して、マスク・ゴム手袋を着用する(カビ胞子の吸入防止)

    布団のカビを除去する前に、窓を2か所以上開けて換気してください。カビを拭き取るときに胞子が飛散するため、マスクとゴム手袋の着用が必須です。喘息・アレルギーがある方は、家族に代わってもらうか業者への依頼を検討してください。

    カビ胞子の吸入は喘息悪化・アレルギー症状の原因になります。特に喘息や免疫力が低下している方は、カビの掃除作業を避けるか、マスクに加えてゴーグルも着用することを推奨します。
  2. 表面に見えるカビを固く絞った雑巾で押し当てて取り除く(こすらない)

    布団の表面に見えているカビを、固く絞った雑巾で「こすらずに押し当てて吸い取る」ように除去します。こすると胞子が周囲に広がります。カビを取った雑巾はすぐにビニール袋に入れて封をして処分してください。

  3. 消毒用エタノール(70〜80%)をカビの部分にスプレーして5〜10分置く

    消毒用エタノールをカビが生えていた部分・周辺にスプレーして5〜10分置きます。エタノールがカビ菌を殺菌します。布団全体が濡れないよう、カビの部分だけに使用してください。

    エタノール後に黒い変色(カビの色素)が残る場合があります。変色はカビが死んでいる状態ですが見た目が残るため、重曹水のステップを追加することで改善できることがあります。

  4. 重曹水をスプレーしてやさしく叩き込み、乾いた雑巾で拭き取る

    水200mlに重曹小さじ2を溶かした重曹水をスプレーして、スポンジや雑巾でやさしく叩き込みます(こすらない)。2〜3分置いてから乾いた雑巾で重曹水を吸い取ります。アルカリ性の重曹がカビの変色を緩和する効果があります。

  5. 天日干し or 布団乾燥機で完全乾燥させる

    水分が残るとカビが再発します。晴れた日に天日干し(直射日光2〜3時間以上)か、布団乾燥機で完全に乾燥させてください。完全に乾燥したことを手で触って確認します。湿気が残っていると数日後に再発します。

    天日干しは紫外線によるカビ菌の殺菌効果もあります。両面を各1〜2時間以上干すことで、内部の湿気もしっかり除去できます。

所要時間の目安: 実作業20〜30分 + 天日干し2〜3時間。必要な道具: マスク・ゴム手袋・消毒用エタノール(70〜80%)・重曹・スプレーボトル・乾いた雑巾・ビニール袋。対象: 小〜中程度のカビ(直径5〜10cm以内)

コインランドリー乾燥機でカビ・ダニを退治する方法

  1. 洗濯表示を確認する(洗えるか確認)

    布団の洗濯表示を確認します。「洗い桶マーク(家庭洗濯可)」がある場合はコインランドリーで洗えます。「バツマーク(洗濯禁止)」や「ドライクリーニングのみ」の場合は水洗いできません。羽毛・綿・ポリエステルは多くが洗濯可。ウレタン・羊毛100%は洗濯禁止が多いです。

  2. 大型の縦型洗濯機(乾燥機兼用)でまず洗濯する

    コインランドリーの大型洗濯機(10〜12kg対応)に布団を入れます。洗剤は羽毛用・デリケート用を使用。洗濯コースは「毛布・布団コース」を選択してください。シングルサイズ1枚ずつを目安に、詰め込みすぎないようにしてください。

  3. 乾燥機を高温(60度以上)で30〜60分かける

    カビ・ダニを確実に死滅させるには<strong>60度以上の乾燥機に30〜60分</strong>かけることが必要です。ポリエステル・薄手の布団は30〜40分、綿・厚手の布団は60分程度が目安です。羽毛布団は高温で60分(羽毛がへたるため温度に注意)。

    羽毛布団を高温で長時間乾燥させるとダウンがへたる場合があります。羽毛布団は中温(60度設定)で乾燥させ、取り出してから手でほぐして空気を含ませてください。

    コインランドリーの乾燥機は中温(60〜70度)〜高温(70〜80度)で設定されています。ダニの死滅には60度以上が必要なため、中温以上を選択してください。(参考: TOSEI「正しい布団ケア コインランドリー活用法」https://www.tosei-corporation.co.jp/special/cl_25/)

  4. 完全に乾燥したことを確認して持ち帰る

    乾燥機から出したら布団を手で触って水分が残っていないか確認します。まだ湿りを感じる場合は追加で乾燥させてください(10〜20分追加)。湿気が残った状態で持ち帰ると、帰宅後に再びカビが生えるリスクがあります。

対象素材: ポリエステル・綿・羽毛(洗濯表示確認後)。乾燥目安: 60度以上で30〜60分。費用目安: 洗濯300〜500円 + 乾燥100円/10分程度(機種・地域による)

カビの再発を防ぐ予防策

布団カビを取り除いても、発生環境が変わらなければ数週間以内に再発します。 カビが生える条件は「温度(20〜35℃)・湿度(70%以上)・栄養源(汗・皮脂)」の3つです。 特にフローリングと布団の間の結露が最大の原因です。

すのこを導入する(最も効果的)

布団とフローリングの間に空気の流れを作るすのこを敷くことが最も効果的な対策です。折りたたみ式のすのこならコンパクトに収納できます。価格目安: 2,000〜5,000円程度(ホームセンター・ネット通販)。

除湿シート(吸湿シート)を使う

布団の下に除湿シートを敷くと、布団と床の間に発生した結露の湿気を吸収します。天日干しして繰り返し使えるタイプが経済的です。価格目安: 1,000〜3,000円程度。

毎朝布団をたたんで立てる

毎朝起きたらすぐに布団をたたんで床から離すことで、布団と床の間に溜まった湿気を逃がせます。最低でも30分は床から離してください。

週1〜2回は布団乾燥機・天日干し

週1〜2回、布団乾燥機(60度設定で30〜60分)か天日干し(両面各1時間以上)を行うことで布団内部の湿気を除去できます。カビ・ダニ予防の両方に効果があります。

室内の換気・除湿

室内湿度を60%以下に保つことが最大の予防策です。毎日15〜30分の換気・除湿機・エアコン除湿を活用してください。特に梅雨〜夏は要注意です。

防カビ・防ダニシーツを使う

布団カバー・シーツに防カビ・防ダニ加工の製品を使うと、カビ菌の定着を抑えられます。シーツは週1回以上洗濯して清潔に保ってください。

布団カビとダニの関係

布団にカビが生えるほど湿気が多い環境は、ダニの繁殖にも最適な条件が揃っています。 カビとダニは互いに関連しており、カビ対策をするとダニ対策にも同時に効果があります。 コインランドリーの60度乾燥はカビもダニも同時に退治できる効率的な方法です。

プロに頼むべきケースと費用相場

以下のいずれかに当てはまる場合は、業者への依頼を検討してください。

布団クリーニング(業者)の費用目安(2026-06-03時点)

掛け布団(シングル): 3,000〜6,000円程度。羽毛布団(シングル): 4,000〜10,000円程度(カビの程度・素材による)。敷き布団(シングル): 5,000〜8,000円程度。ウレタンマットレスはクリーニング不可の場合あり。業者・地域・汚れの程度によって大きく異なります。複数業者に見積もりを取り、書面で費用内訳を確認してください。

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